渋谷~駒沢 2024/10/6

渋谷駅ハチ公前→道玄坂→滝坂道→上目黒氷川神社→目黒天空庭園→目黒川緑道→三軒茶屋キャロットタワー→三軒茶屋三角地帯→旧大山街道→品川用水跡→地理系ブックカフェ空想地図
12:30 外国人観光客で賑わうハチ公前集合。皆さん、順序よくハチ公との記念撮影を行っていました。今日の参加者は9名。スクランブル交差点を渡り道玄坂を上ります。
「世田谷」1/10000、1910年(明治43年)発行
①道玄坂上交番から滝坂道。渋谷区教育委員会の案内には「・・大山道が道玄坂から分岐をし、武蔵国府のあった府中に向かっていた古道で、その起源は江戸幕府が開府する前から・・」と記されています。
尾根道の滝坂道から北へ少し下った神泉谷の谷頭。明治19年と刻まれている道標「弘法大師 右 神泉湯道」
優美なカーブを描く滝坂道。近年は裏渋谷通りとも呼ばれています。
旧山手通りを渡り、小さな稜線を超えます。ここは、三田用水の跡。渋谷区と目黒区の境界線です。道路中央の舗装の切れ目が工区の境目か?
新山手通りを南下し松見坂から日本地図センター。渋谷方面へ戻る坂は大坂。赤坂御門から始まる大山街道の道筋が残る最初の場所です。(画像は下見時)
次いで、上目黒氷川神社。摂社には富士浅間神社。参道下には大山道の道標。
②R246を渡り目黒天空庭園。首都高速道路3号渋谷線と中央環状線山手トンネルを結ぶ大橋ジャンクションの屋上に作られた楕円形の庭園です。東急バス大橋営業所(元々は玉川砂利電気鉄道の車庫、発電所)の跡地に建設されました。
目黒天空庭園から富士山方向。富士山は雲の中。
「世田谷」1/10000、1923年(大正12年)発行
③目黒川緑道は、暗渠化された目黒川の上に作られた遊歩道で、北沢川と烏山川が合流する地点から大橋までの約600メートル。緑道に沿って流れる小川は、落合水再生センターで処理された水を利用しています。(画像は下見時)
「世田谷」1/10000、1910年(明治43年)発行
目黒川緑道、烏山川緑道を歩き太子堂から三軒茶屋キャロットタワー26Fの展望ロビーへ。眼下の直線道路は駒沢給水塔からの水道道路。東京府豊玉郡渋谷町が大正期に建設した町営水道で1999年まで利用されました。
④タワーを下り、足元の三軒茶屋三角地帯。昭和の香りの残る古い飲み屋街が残っています。
⑤左への道が旧大山街道。今は地域の生活道路ですが、由緒ありげな店舗が多い感じがします。
「碑文谷」1/10000、1910年(明治43年)発行
⑥品川用水:玉川上水の分水のひとつで、武蔵野市境で取水し、三鷹市、世田谷区、目黒区を経由して品川区に流れていた農業用水。
旧大山街道からR246と環七の下馬交差点。「碑文谷」1/10000、1917年(大正6年)発行。品川用水(玉川上水の分水のひとつで、武蔵野市境で取水し、三鷹市、世田谷区、目黒区を経由して品川区に流れていた農業用水)の痕跡は電柱の番札「用水支」
ゴールは、地理系ブックカフェ空想地図。オープン2年目。天声人語にも紹介された地図好きのたまり場です。大沼前会長の「新・日本列島地図の旅」を献本しています。