稲城南山東部土地区画整理地区 2023/10/1

京王よみうりランド駅~妙覚寺~ありがた山~ランド坂ループ~よみうりV通り~穴澤天神社~京王稲田堤駅
12:00 京王よみうりランド駅集合。今回の参加者は7名。開発前の姿をご存知の人も何名かいました。
稲城南山東部地区の歴史的な背景
戦後の食糧難の時期に山林を切り開いて農地開拓。
・ 狩野川台風(1958年)で、斜面の多くが崩落。
・ 崩落していた斜面地が、高度成長期の山砂採取場に。
・ 山砂の需要が減ると、採取場の多くはそのまま放置。
・ 採取場跡の崖には、稲城砂層が露出。1982年には跡地に溜まった池で死亡事故発生。
・ 地権者(254名)の9割以上の同意を得て、2006年事業開始。
1/3000「東長沼」東京都首都整備局(1970年修正測量)に書き加えたルート。
前方手前、稲城砂をゴリゴリ掘ってた1970年ごろは窪地だった。線路脇の梨園は高架線と同じ高さに盛土している。山を削った残土を土地区画整理地区から極力出さないためか。
巡検の最難関、ありがた山。
ありがた山山頂。
赤色立体地図(アジア航測)でみる周辺地形。
ありがた山からの読売ジャイアンツ球場予定地。
完成予想図。ありがた山は左上。
正面奥の森は稲城南山西部地区。ここは開発対象外。
稲城よみうりランド坂トンネル手前。この先、すぐ廃道になっている旧道。右手は谷だったが、山(高い盛土)になっている。
ランド坂ループ上部の盛土はほほ完成。後は都県境(よみうりランド丘の湯)へ道路をつなぐだけ。18mを超える高盛土では、排水層を盛土の中に何層も設けて、排水が円滑に促される構造になっているとのこと。
よみうり∨通りを下り、延喜式内社の穴澤天神社。神社下の御神水から三沢川沿いを歩き、最後は稲田堤駅へ。
地理院空中写真でみる土地区画整理地区の推移。1965年。
1976年。
1981年。
1985年。
1988年。

0 件のコメント: