「 山形 」 ~ 井戸田 with 松本、久保田 ~

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10月10日(日)
 午前中は会員8名が、樋口さんの案内で霞城公園周辺を巡った。曇りか雨かと覚悟していた旧体育の日。「晴れの特異日」という名に違わず、だんだん青空が広がってくる。青空に霞城公園の松や、ちょっと紅葉の始まった桜の葉が美しい。
午後は松本さん、久保田さんと三人で、文翔館から「城下町やまがた探検地図」の「蔵とレトロ建築をめぐるコース」へ。

 講師の樋口さん、山形ヘビーリピーターの松本さんのお勧めの場所をご紹介。


◆樋口さんお勧めの「山形県立博物館」

 県立博物館で、樋口さんお勧めの「縄文のキセキ ~半世紀の時を越えて~ 」展を見た。
 山形県遊佐町杉沢遺跡で発掘され現在奈良国立博物館に収蔵されている土偶が、55年ぶりに里帰りして展示されていた。


 一緒に展示されていた「縄文のヴィーナス」は、今年の初め東京国立博物館の ”文化庁海外展 大英博物館帰国記念” 「国宝 土偶展」に展示されていた土偶のひとつ。
 目玉の国宝の土偶3体よりも印象的だったこの土偶とここで再会でき、不思議なご縁を感じた。

国指定重要文化財 立像土偶
1989年、山形県舟形町西ノ前遺跡出土
山形県立博物館所蔵


◆松本さんお勧めの「文翔館」(山形県郷土館・旧山形県庁)

 正面から見ると煉瓦造りに花崗岩で覆った白い壁だが、中庭から見ると煉瓦そのままで壁は赤い。
 実はこの文翔館には、前夜も来ている。建物の中には入れなかったが、門の中に入って建物の周りを見て回った。
 ちょうどピンクリボンフェスタの会場となっており、おそらくこの期間だけであろう、ピンクのライトアップをされていた。白い壁がピンクに染まり、昼間とは違う顔をしていた。

 建物の中もすばらしい。ボランティアガイドの方に案内され館内を巡る。階段、廊下、部屋、窓、天井、壁・・・。
 全て当時を忠実に再現してあるそうだ。正面の時計台の時計は今でも正確に時を刻んでおり、札幌の時計台に次ぐ古い現役時計台とのこと。
 庭の植栽も見事で、建物と相まって四季折々の色彩を楽しめそうだった。



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